東尋坊の月光仮面

またしばらくぶりになってしまいました。
今年が始まって、はや半年になろうとしています。
6月といえば、厚生労働省は昨年度の資料集計がまとまり、
脳・心臓・精神疾患の労災認定状況が発表される時期です。
それにあわせて、全国労働安全衛生連絡会議とIMCで厚労省交渉を行なう予定です。
昨年、精神事案の労災認定率の低い労働局に申入れを行ないましたが、
追及の手を緩めるつもりはありません。
厚生労働省がなんらかの是正の手を打つまで、やりますよ。

さて、ひとつお知らせです。
私の所属する関西労働者安全センターで年次総会を行なうのですが、
そこでの特別講演が大変興味深いものなのでお知らせします。
「自殺名所」というよろしくない方向で大変有名な東尋坊
そこで自殺者を救う「月光仮面」なる方がいらっしゃるというのは
聞いた事がある方もいると思います。
今回話していただくのは、月光仮面氏を取材するうちに
自らも活動にはまってしまったという人道記者、下地毅さんです。
朝日新聞の記者で現在福井総局、朝日の福井県版に「ルポ東尋坊」を連載中です。
総会ではありますが、会員外の方が特別講演を聴きたいが為に
参加していただくのも自由です。
もちろん、無料。
お得な講演会です、ぜひいらしてください。

◆関西労働者安全センター第34回総会
日 時 :7月4日(金) 午後6時〜8時
場 所 :エル大阪南館 734号室

(地下鉄・京阪「天満橋」駅 西へ徒歩5分)
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html

 総会内容:
  1)総会議事(昨年度活動報告、新年度活動方針など)
  2)特別講演 「ルポ東尋坊(とうじんぼう)を書きながら」
話:下地 毅さん(新聞記者、朝日新聞福井総局)

下地さんは石綿問題とりわけ泉南国賠裁判における原告密着取材を続ける記者として
その筋では有名なのですが、労働問題を含めて現場と自身の感性を貫く取材姿勢からか、
いろんなところに彼を知る人がおられるます。
福井に赴任してからは、越前加賀の名勝・東尋坊に自殺を考えて訪れる人たちと
その彼らを助けようと頑張る人たちを取材しはじめ、その連載レポート「ルポ東尋坊」は
これまで132回。異例の長期ルポとなり、静かに注目を集めています。