決定できない政治構造

昨日は8月15日、第2次世界大戦が終わった日でした。
忘れてはいけない大切な日ですね。
戦後67年、当時を知る人がどんどん亡くなっていく中、
大切な記憶を今後どのように残していくか、重要な課題です。
昨年3月の原発事故以来、ドキュメンタリー番組を見ることが多くなりましたが、
昨日はNHKスペシャ
終戦 なぜ早く決められなかったのか
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0815/
を見ました。
当時の日本のトップ6人の会議でのやり取りなどを検証し、
なぜ終戦を早く決断できなかったかを探るという作りでした。
トップの人間6人がそろっていて決定することができなかったのは、
様々な背景や思惑があったようですけど、
政治の決定機関がそのような構造になっているのは、
もしかして今でも変わっていないのではないでしょうか?
番組中で姜尚中氏がコメントしたように、
原発がやめられないのもまったく同じ、
決定できない構造に陥っているのではないでしょうか。
首相は消費税案を通すなんてのではなくて、
地球全体、世界の安全のために原発を廃止するという
すばらしい決断とリーダーシップの発揮をお願いしたいです。
私達にはいったいどうなっているのか見えてきませんが、
これだけ世論が高まってもトップが辞める決断ができない
「なにか」
やめられない「なにか」が
構造的にあるのではないでしょうか。
政治学者のかたには、そこらへんの究明をお願いしたい。