かなしいこと

悲しいニュースがありました。

このところの、子どもの自殺のニュース、
大津の中学生や桜ノ宮高校バスケ部の男の子。

自殺という重い結果があって、初めて学校や世間が動いた事件でした。

子どもたちが集団で、規則に従って毎日過ごす学校。
自分たちで何かを実現したり、変えたりということが出来ずに
閉塞感にあえぐ子どもも多いと思います。

でも、この5年生の男の子のご両親が言うように、
「自殺というやり方で、世の中が変わると思わないで欲しい」

そう思わせてしまったわたしたち大人は、
猛省しなくてはなりません。

本当に悲しいです。


自殺か:小5駅で飛び込み 学校統廃合中止求めるメモ残す
毎日新聞 2013年02月15日 11時47分(最終更新 02月15日 12時40分)

http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000e040176000c.html

14日午後4時25分ごろ、大阪府大東市野崎1のJR片町線野崎駅構内で、
線路内に立ち入った男児同志社前発宝塚行き下り快速電車(7両編成)に
はねられ即死した。
府警四條畷署によると、同市内に住む市立小学校5年生の男児(11)で、
自殺とみられる。現場近くには、男児が通う学校の統廃合中止を求める
遺書らしきメモが残されており、同署や市教委で詳しい動機などを調べる。

同署やJR西日本によると、男児がホームから飛び込むのを運転士が目撃。
非常ブレーキをかけたが間に合わなかった。
ホームには男児のものとみられるリュックサックが残され、
中に塾の教材が入っていたという。
遺書らしきメモはリュックのそばに置かれていた。

市教委によると、市立小学校統合実施計画に基づき、同校は今年4月、
近くの学校に統合され、2月17日に閉校式の予定だった。
遺族によると、遺書らしきメモには「どうか一つのちいさな命とひきかえに、
とうはいごうを中止してください」と記されていた。

また、男児は13日、「閉校式を止めることができないか」
「学校がつぶされるのに僕たちの気持ちを誰も聞いてくれない」と話していたという。

母親(47)の携帯電話には自殺直前、「今までありがとう。みんな大好きだよ」と
メールがあったといい、「息子の思いに気付いてやれなかったのが悔しい。
自殺というやり方で世の中が変わると他の子が思わないでほしい」と話した。

この事故で、JR片町線は上下32本が運休するなど約1万4000人に影響した。
村松洋、重石岳史、向畑泰司】