明日は9.11

ふと気づくと、明日は9月11日。
アメリ同時多発テロから10年、
そして3.11からちょうど半年。

9.11関連番組がテレビで放送されるのを見て、
そう言えば、あの飛行機がビルに衝突する映像を見たときの気持ちは
津波が東北の町を飲み込んでいく映像を見たときの気持ちと同じだったと
思い出しました。
今、目の前で人の命が失われているのがわかってて、
ただ見ていることしかできない、
でも一方で電波を介してみているものを信じることができなくて。
本当に起こったことではなく、映画ではないかと。

そのときからの頭の混乱は、まだ続いているような気がします。
重大な事態をいまだに飲み込んで、すっかり受け入れることができていない。
そんなぼやっとした頭で、私にできたのはほんのささやかな行動だけ。
ほんとうになにかの役に立ったのかも分からない。

アメリカ合衆国の掲げた「テロとの戦争」も混迷を極め、
象徴となった指導者を殺害しても収まるものではなく、
一方、震災後の原発事故で日本政府は最大の危機に大混乱。

明日は、とりあえず、祈ることしか私にはできない。
すべての犠牲者の冥福を
みなの心の平安を
中東の和平を
原発事故の収束を
それから、たくさんのことを。

そして、混迷の中でも、また一歩を踏みだそう。